この頃は

男の人も夏場の浴衣を楽しむ人が多いようなので、そんな時に持てる簡単な革の巾着でも作ろうかと思ったのですよ。ちょうど薄くて柔らかい革があったので。

初めは普通にこんなふうな、

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中に紐を通した巾着にしようと思ったんだけど、革だと硬すぎて、ちゃんと絞れなかった。
革で作る場合、やっぱり印伝さん仕様の、こんな紐の通し方が一番合理的なのかしら、と、

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ちょっとネットで検索したら、世の中に出回っている、いわゆる合切袋というものは、ほぼ全てがこの仕様であり、大きさも形もだいたい一緒、更には、男性着物にはコレを持つ、というのが大定番であることを知って、このあたりで相当やる気を失くしたんだけど、とりあえず、紐の通し方くらいは時流から外れようと思って、こうすることにした。
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と、色々考えた割には、出来あがったものはけっこうダサいのよ。
ほら。
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紐や、金色の紐の留め具は「仮」なんだけど、そんなことは関係なくダサい。
むしろ、小汚い帯芯で作った上の試作の方が可愛いじゃないか。
その、世の中の合切袋は、巾着に絞った紐をそのまま取っ手として持つようだけど、紐って細くて持ちにくそうなので、取っ手をつけてみた。のが、おばさんくさいのかしら。
でも、この取っ手は内側にしまえるので、紐の方がかっこいい、という人はそのように使って頂ければよろしい。
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取っ手が付いていると、洋服を着ている時には普通にミニバッグとしても使えるし。
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後ろはただの革なので、おちゃらけたくない時にはこちらを表にして持ってください。
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むむむむむ・・・・
と、考えたところで結論は出ないので、もう一回作ってみよっと。
そんで、また玉砕されよっと。

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