渡邊印について

着物の帯でバッグを作っています。

きっかけは、我が家に放置されていた、いただき物の使い古しの帯でした。着物は着ないけれども、鮮やかで目に楽しいこの素材を何かに生かせないか、とひらめいたのが帯バッグでした。
作り始めてみると、帯は生地がしっかりしており、帯芯まで使えば、バッグとしても充分使えると思いました。そして、金糸銀糸をふんだんに使っていたり、手の込んだ刺繍を施してあったり、意外な絵柄が描かれていたりする帯もバッグに仕立てると意外に派手には見えず馴染むことがわかりました。これは「発見」だと思い、以来、帯でバッグを作り続けています。
新たな帯に出会うたびに、その模様や色や上質さに驚き、そして、それが毎日の生活の中で気軽に使えるバッグに再生した姿を想像しながら、楽しくバッグを作っています。


渡邊印: 古川文子(ふるかわあやこ)

1969年東京都生まれ。
2018年9月より石川県金沢市在住。
主にクラフトイベントや百貨店の催事などで販売しています。
渡邊印の「渡邊」は旧姓です。

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