何年か前の一時期、織田信長関係の本をいろいろ読んでて、一度修学旅行に行きたいなぁと思っていたんだけど、そのチャンスが、読んだことをほとんど忘れた今頃になってやってきた。
今年も従兄弟が一人、還暦のお祝いの餅まきをするので、それを見に、妹と一緒に母の実家のある福井県鯖江市に行ってきたのだけど、その前に一泊して長浜や安土城趾を散策してきた。
安土の駅前には、2店ほどのレンタルサイクル屋以外はほぼ何もなく、歩き始めて20分、安土城跡に着いたらいよいよ何もなくなった。
安土城跡もほとんどほったらかされている印象で、観光客らしき人もほとんどいなかった。
土曜日なのに、ここは観光地ではないらしい。
安土城跡は一つの小さな山で、思いがけず往復1時間の山登りをすることになった。
当時の石段が残ってるんだけど、
昔の人は歩幅が大きかったのか、一段一段の高さがあって、腿を上げるのが大変なくらい。
そろそろ山頂。
天守閣は礎石が残っているだけなので、
想像力駆使して楽しむ。
そしてそれがなかなか楽しかった。
って、これは自分がある程度知っていたからで、多分何も知らない城跡に行ったら、退屈して文句言って帰ってくるんだと思うけど。
これが信長が見た景色。
その後、近くの資料館などを見学。
こんなような天守閣が建っていたと考えられているらしい。
そろそろ日が暮れてきたので、
駅に戻り、長浜に移動して、居酒屋みたいなところでおでん定食を食べて、琵琶湖湖畔のホテルで一泊。
温泉付きのホテルに泊まって山登りの疲れも取れた。
ところで、マンホールによると、安土は地名的には「あんづち」と言うの?
翌日は長浜見学。
ある時期に繁栄したが今はイマイチ、という町は魅力的なものですが(失礼)、長浜もそんな感じで、中途半端に古い建物がちょこちょこ残っていて面白い。
長浜タワー、と言っても3階建てくらい。
ちなみに前日の夕飯はここの一階に入ってる居酒屋で、おでん定食を食べた。
このサッポロビールの建物の一階では、大判焼きのようなものを買い食い。
何年か前にダンナと一緒に来た時も目についたけど入らなかったこの店に入ってみた。
試食するものどれも美味しくて、いろいろ買ってしまった。
堅ボーロは、地味ながらとても美味しいお菓子です。
以前ダンナと一緒に来た時に入ったこの店は、
左右背面まで再開発の波が押し寄せていたが、頑固に頑張っているらしかった。
確かにそんな店だったような気がする。
頑張ってもらいたい。今回は入らなかったけど。
長浜はそこらじゅうに水路が張り巡らされた、素敵なところだった。
神社やお寺も何件か見た。
これ、左甚五郎作だっけ?
それとも、これを見ながら妹と左甚五郎の話をしただけだっけ。
そういうことも最近はどんどん忘れちゃうんだけど、気にしない。
お昼過ぎまで長浜を散策して、この後、鯖江に移動した。
ちなみに、長浜のマンホールはこんなの。
鯖江の餅まきについては、昨年も一昨々年も書いているので特に書きませんが、気がつくと我が家(実家)で毎回参加してるのって私だけじゃん。
あの子、暇なのよ、っておばちゃん達に言われているに違いない。
おばちゃん曰く、地面に落ちた餅を拾う方が効率がいい、ということらしいけど、それでは面白くないので、私は飛んでくる餅を空中でキャッチすることに専心している。腰を低く落とし、野球の内外野手、もしくはバレーボールのレシーバーサイドの姿勢で待機し、飛んでくる餅にジャンプして挑むんだけど、もちろん全部弾いてしまって全然取れない。弾いた餅を結局は拾って、また腰を落として次の餅を待つ。こんなところで完全燃焼しようとしているバカなおばさんは私と妹二人だけだろう。まぁ、よその土地だからいいや。
あぁ今年も面白かった。
その後はいつも通り、身内で会食をして、おばちゃんの家に一泊。
遊びすぎてる感があったので、翌日は早々に帰途についたのですが、帰りにもう一度長浜に寄って、十日戎の餅まきを見て帰ってきた。
これで従兄弟の還暦の餅まきは全員終わったので、今後は餅まきを見に鯖江に行くことはなさそうだけど、今度は正月にでも行こうかな。