ロンドン 2013/10/3〜10/9

実はロンドンが大好きで、20代の頃はしばしばロンドン旅行に行っていた。海外に興味の無いダンナと結婚してからは縁遠くなってしまい、もうこのまま一生ロンドンには行けなのかもしれない・・・と、諦めかけていたのですが、いよいよダンナがその気になってくれて、晴れてロンドンに行くことが出来た。12年ぶり6回目のロンドンだった。
でも、場所は変わってもすることはいつもと同じで、だいたい毎日アンティークマーケットに行って、美術館等を見て、コーヒー飲んで、食事して、という感じ。
なんか大きいカメラで写真を撮りまくるのも無粋な気がして、というより、ビビってしまってあまり写真を撮れなかったので、面白い写真も無いんだけれど(特に食事の写真が全く無い)、以下、日を追って載せます。(長いです。)
1日目
バーモンジーマーケットへ。
テムズ川の南側というのは今まであまり歩いたことがないエリアだったので、ロンドンブリッジ駅からここまでの道のりが興味深く楽しかった。
10分くらい歩いて、着いてみると、
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思ったより規模の小さいマーケットだったけど。

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最近は東京の骨董市でも洋物骨董は多いので、どれも見たことがある物ばかり、のような気がした。もちろんそんなはずは無いわけで、たぶん自分たちの買物スイッチが入ってないかっただけだと思う。今思い出すと、いろいろ見るべき物があったことに気づく。
ちぇっ、何も買わなかったよ。
とりあえずコーヒーだけ飲んで、次へ移動。
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アメリカーノとカプチーノ。
もう朝晩は結構寒かったので暖かいコーヒーが美味しかった。
コーヒーショップのメニューの並び順は、何処もだいたい、一番始めがエスプレッソで、次がカプチーノ、その次にアメリカーノ、という順番だった。
カプチーノが美味しくて、行ってる間、毎日だいたい2杯くらいはカプチーノを飲んでた。
日本でも同じような味なのかも知れないけど、普段カプチーノなんて飲まないので解らない。だから私の中では「ロンドンはカプチーノが美味しい。」ことになってます。
以前に比べてコーヒーショップが激増してた。
このまま歩いてタワーブリッジを渡って
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ロンドン塔へ。
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ここは過去一度も入ったことが無かったので、行ってみたかった。
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オーディオガイドを聞きながら見学していると3時間ぐらい費やしてしまったけど、イギリスの歴史にすっごく興味がある、というわけでも無いので、へぇ〜、ぐらいの感じ。
その後は街をぶらぶら歩きながらナショナルギャラリーへ。
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セントポール大聖堂が見えて来た。

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ナショナルギャラリーに着いた頃には疲れ切り、私は以前じっくり見たことがあるので、のんびり好きな絵だけをぶらぶらと見て回ったが、ダンナはイヤホンガイドを借りてガッツリ鑑賞していた様子。
夕食はホテルのあるアールズコートでグルメバーガーキッチンで。
チェーン店らしいけど、ちゃんと作ってるっぽいし、いっか。
ブルーチーズ入りのハンバーガーを頼み、チップスは細切りにするか、厚切りにするか、と聞かれたので、よくわからずに細切りを頼んだら、実はこれは別売りでちゃんと別に2ポンドちょっと追加されてた。飲み物も入れたらけっこうな値段だった。美味しいに決まってる。
2日目
ポートベローマーケット。
ロンドンに行くと必ず行くところ。
カトラリーをいくつか買って、その後何処の街角のお土産屋でも必ず目にすることになったユニオンジャック柄のストールと、翌日着るものが無かったので、東京では絶対買わないような洋服を買った。
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エンジェルのカムデンパッセージに移動して、引き続きアンティークマーケット散策。
ここは規模は小さいけど良かったな。
エンジェル駅近辺の町並みも気に入った。ちょっと古い商店街とかあって、そこに生鮮食品のマーケットが出てて、ゆるい午後の感じで、曇天で。
このパブの外席でお昼ご飯。
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ロンドンは屋内喫煙禁止になってて、ホテルでも飲食店でもどこも外でしか喫煙出来ない。従ってダンナは相当の覚悟をもってロンドンに挑んだんだけど、実際はロンドンは東京に比べて喫煙天国だった。テラス席のある飲食店がかなり多いし、パブなんかは席が無くてもみんな外に出て飲んでいる、そして吸っている。オフィス街でも建物の外に出て喫煙しているビジネスマンがそこかしこにいる。歩きタバコも多いが、誰も気にしてない様子。
吸いまくりじゃん、と思いました。
ダンナには、喫煙者が実に堂々と喫煙してる姿が眩しい、というか羨ましかったようです。
東京じゃ肩身狭いからね。
その後、タクシーで大英博物館へ。
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この日も私はここら辺で力尽きていたので、本気の鑑賞は出来なかった。
日本展示室と中国、朝鮮のセラミックの展示室くらいを見て、閉館時間。
今日も地元に戻って夕食。
パブで、ロンドン到着の日に続いて2度目のフィッシュ&チップス。美味しいんだよね。
3日目
カムデンロックマーケット、ステイブルマーケットを冷やかす。
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ここはもうあまりアンティークものは無くて、お土産品とか、雑貨とか、手作りマーケット
的なストールや、食べ物ばかりだった。若者の遊び場っぽい感じ。あんまり大人が楽しめるところではないのかも。我々は十分楽しかったけどね。アメ横っぽくて。
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この写真は、朝のお店の開く前の状態。
以前はもう少しアンティークの店や、あと古着屋が沢山あったんだけど、10年も経てば変わるよねぇ。
地下鉄で少し移動してここへ。
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カンバーバッチ版シャーロックのベイカーストリート221Bはここ。
事前にこの場所を知ってしまったので、見に来てしまいました。
日曜日なのでお店はお休みだった。
場所はユーストン駅の近く。
この辺りはもう少しゆっくり散策してみたかった。
実はもうすでにへとへとで、コレだけ見て、駅の近くでカプチーノ飲んで、ユーストンは終わりにした。
ビッグベンを眺めながらテムズ川沿いを散歩して、

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テートブリテンへ。
疲れもピークに達しており、ほとんど記憶に無い。ターナーが以前は普通の絵を描いていたんだなぁ、と思ったっけ。
学芸員のガイドツアーみたいなのを聞いているふりをしながら、(もちろん全然解らないんだけど)ほとんど目は虚ろ。イギリス人の心地いい英語をBGMに、立ちながら眠れる〜。
今晩も夕食は地元。
前日と同じパブで、この日はバンガーズ&マッシュ。マッシュポテトの上にソーセージが乗っかってるヤツ。
実は前日、「ミックスサラダ」が通じない、という屈辱を味わったので、緊張しながら「バンガード&マッシュ、プリーズ!」。
一発で通じたが、店のお兄ちゃんが会計を間違えた。おつりが多いので、また通じてなくて違う物が運ばれて来るんじゃないか、と心配したが、しばらくするとお兄ちゃんが値段を間違えた、と取りに来た。
オーダーが通じなかったり、値段間違えられたりしたけど、私たちは決して嫌な気分にはならなかった。それは何処の店も同じで、ほとんど英語の解らない日本人観光客に対して、彼らは概して紳士的で、こちらを嫌な気持ちにさせない、恥じをかかせない心遣いを感じた。観光客に親切にしなくてはいけない法、でも発令されているんじゃないかと思うほど。もしくは私も歳をとったので、年上の人に対する配慮? とにかく、若い頃に感じた素っ気ない接客とは全然違った。自分が何も感じなくなっただけかなぁ。
4日目
コベントガーデンのマーケットへ。
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この日は、今回の旅行最後のマーケット散策だったので、わりと粘って、じっくり見てまわった。お皿とか、カップとか、指輪とか買った。
そのあとは割と近くにある、コートールドインスティチュートギャラリーへ。
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ここはこじんまりしてはいるけど、とてもいい美術館だと思うんですよ。
月曜日は入場料半額だし。
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お昼を食べ損ね、二人とも限界に達するほど疲れていたので、公園でのんびりするか、ということでハイドパークに行き、とりあえずお茶。
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なかなか食べる機会の無かったキャロッケーキをお昼ご飯がわりに食べた。すっごい美味しかった。
(帰りの空港の中のコーヒショップでもキャロットケーキがあったんだけど、それもやはりこれと同じような味だったので、帰ったら自分で作ってみようと思って、原材料が書かれているパッケージを持って帰って来た、つもりだったが、飛行機の中で落としてしまったらしい。)
甘い物を食べるも体力は回復せず、ハイドパーク散策も諦め、オックスフォードストリートに抜けて、オックスフォードサーカスまで歩いて地下鉄で帰る。
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夕飯は、やはり地元の、前日までとは別の店。
メニューはパブっぽいけど、ダイニングのある店。ああいうのをガストロパブっていうのかしら。
うまくチップを置いてこれた。この4日間の成果だ。
5日目
帰国の日。
午前中にホテルを発たなくてはならなかったが、名残惜しいので、朝食後にアールズコート周辺を散策。
ケンジントンが近いので、割と高級住宅街っぽい雰囲気で、歩いているだけで楽しい。
最後にここで、最後のカプチーノ。
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ここもパブで、夕食時はこの外のデーブルはいつもいっぱいだった。
泊まっていたホテル、の並び。
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ホテルも築100年以上の建物を使っているらしく、白こんな感じの建物で、入り口もだいたいこんな感じ。
今回のホテルは、何が良かったといえばまず第一に朝食ビュッフェが良かった。
パンがどれも美味しい。パンとバターと無花果とチーズ、これだけを山ほど食べたいと思うほど美味しかった。お陰で豊富にあった卵とかソーセージとかのホットミールは全然食べれなかったけど、それも美味しかったとダンナが言ってた。
イギリスの食べ物は意外に美味しいと以前から思っていたけど、今回は特に美味しくて、何を食べても美味しかった。特に高いものとか、話題のモダンブリティッシュとかを食べた訳じゃないんだけどね。
果物、美味しいよ。
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パンがおいしい、というか好みの味なのは小麦粉を感じる味だからだと思うんだけど、その小麦粉が美味しいのかも知れないと思って、小麦粉も買って来た。まだ味見してないけど。
街のベーカリー見たいな店も以前よりぐんと増えてた。
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この写真とは違うところだけど、帰国日の朝、ホテル近くのベーカリーでパンをいくつか買って来た。
その前の日にスーパーでも買ったんだけど。
スーツケースの中のクッション代わり。
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これは家についてからの写真。
そんな訳で無事に家に帰って来た。
ダンナにとっては初めてのヨーロッパだったので、なかなか衝撃を受けていたようで、まず何がびっくりかといえば、「イギリスの男の人がこんなにカッコいいとは!」ということらしい。背高いし、スタイル良いし、堂々としてるし。
そんなレベルのダンナですが、帰って来て日を追うごとに、次行くときはアレをしよう、これを買おう、と口にするようになり、再びロンドンを訪れる意欲満々のようだ。私の目論見通り。また絶対行こうね。
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